こんばんは
相続対策コンサルタント 司法書士の鈴木敏弘です。
今日は久しぶりに書籍の紹介をさせていただきます。
つい最近まで、“流通ジャーナリスト”としてTVなどのメディアで活躍されていた金子哲雄さんの著書、『僕の死に方 エンディングダイアリー500日』。
- 僕の死に方 エンディングダイアリー500日/小学館
- ¥1,365
- Amazon.co.jp
金子さんが多忙を極める中で急に“肺カルチノイド”と診断、余命0日でもおかしくないとまで宣告されてからの500日を綴った日記です。
日々体力、そして精神力も弱っていく中で、亡くなる直前まで大好きな仕事をされていた金子さん。
そして、何よりすごいと感じたのが、自分の死後についても、きちんとプランニングし、残された者に少しでも迷惑をかけずに、自分の生き様をひとつの体験談として残そうとしたこと。
遺言書をのこすだけでなく、自分のお墓のこと、葬儀についてまで事細かに業者の方と打ち合わせを重ね、支払いまですべて済ませていたこと。
ここまで自分の死後について、真正面から向き合い、準備を整えている方はそうはいないと思います。
また、はじまりとあとがきで、金子さんの奥様の手記もあります。
金子さんは亡くなる直前に、『自分の人生に、90%満足している。
もうこれでいいよ。本当にありがとう』とおっしゃったそうで、死に顔もとても穏やかな表情だったそうです。
亡くなる時に、自分の人生に十分満足している、と言える人生にしたいなと、私も思います。
これから遺言書をのこそうかと考えていらっしゃる方、
自分自身の最期まで、死後についても自分の希望を通すためには、ここまでしてこそ叶えられるものなのかもしれません。これは本当に、オススメの1冊です。
相続対策コンサルタント 鈴木としひろ 公式サイト はこちらから