カテゴリー別アーカイブ: ★相続の用語集

直系尊属とは?

こんばんは
相続対策コンサルタント 司法書士の鈴木敏弘です。

今日からしばらくは、相続の用語集に関することをお伝えしようと思います。

まず本日は、『 直系尊属 』 についてです。

丸 『 直系尊属 』 (ちょっけいそんぞく)とは

自分(私)からみて、父や母、祖父母など、自分よりも上の世代であり、かつ直通する系統である親族のことを指します。

「直通の系統」とは、私からみて親、私の親からみて親(つまり私の祖父母)、私の親の親からみて親(つまり私の曾祖父母)、といったようにつながっている血縁関係のことを言います。
つまり、私から見て叔父や叔母、配偶者の父母や祖父母は含まれません。

ただし、血のつながりがないとは言え、きちんと戸籍上で養子縁組していれば、養父母も『直系尊属』に含まれます

ちなみに、自分の直系尊属であれば、自分が入っていない(明記されていない)戸籍であっても、取得することは可能です。
そのため、自分の親が亡くなる前に相続人を把握しておきたい、と収集される方も中にはいらっしゃいます

また、ご自身の家系図を作りたい、という方も、直系尊属が入っている戸籍であれば請求して取得することができます。

当事務所では、家系図作成についてもご依頼を承っておりますので、ご興味がある方はぜひ一度ご相談ください

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受遺者とは?

こんばんは
相続対策コンサルタント 司法書士の鈴木敏弘です。

金融機関で相続手続きを進める際、各金融機関所定の用紙を渡されることがほとんどですが、用紙には専門的な用語も混じっていて、よくわからない、という方もいらっしゃるかと思います。

そこで、本日から少しずつ、相続に関する用語について、簡単にご説明していきたいと思います。

まず本日は、「受遺者」(じゅいしゃ)です。

「受遺者」とは

簡単に言えば、相続財産を受取る人のことを指します。
特定の財産を取得する方のことを、「特定受遺者」という場合もあります。
そして、相続財産に対する割合によって財産を受取る方のことを、包括受遺者という場合もあります。

ただ、ここで注意が必要です。WARNING
金融機関から渡された所定用紙には、一般的に「相続人・受遺者・遺言執行者」のいずれかに○印をつけるように、とされていますが、法定相続人の場合、相続財産を受取る方であっても、一般的には「相続人」のところに○印をつけます。
「受遺者」のところではありません。

ただし!!
金融機関によっては、「相続財産を受取る相続人は、“受遺者”のところに○印をつけてください」という機関もあります。
そのため、○印を付ける前に一度、金融機関に確認されると良いでしょう

ちなみに、当事務所の 『相続手続きおまかせパック』 をご依頼いただいたお客さまへは、こうした細かい箇所の記入の確認まで、当事務所が行なっています。

よって通常、お客さまは当事務所が指定した箇所にご署名、ご捺印いただくだけでお手続きが進められるようになります

あれこれ面倒な手続きは苦手・・・
そんな方はぜひ一度、当事務所の 『相続手続きおまかせパック』 をご検討ください。