昔の戸籍はなぜ漢数字が利用されていたのか?

こんばんは
相続対策コンサルタント 司法書士の鈴木敏弘です。

今日もまた戸籍についてお話しします。

以前の記事で、昔の戸籍(コンピュータ化される前の戸籍)には、漢数字が多用されていることをお伝えしました。
 →戸籍の読み方「漢数字について」マウス

みなさんは、昔の戸籍がなぜ漢数字で記入されていたか、ご存知でしょうか

その理由は単純です。

「昭和一年二月三日」

たとえば上記のような場合、昭和一年の“一”のところに棒1本足すだけで、昭和二年に変わってしまいます。

昔の戸籍は人が手書きで戸籍を作成していたので、こうした間違いや、悪い考えをもった方が意図的に数字を変えてしまったり(偽造)しないように、あえて読みにくく間違えにくい「壱、弐、参・・・」のような漢数字を利用していたのです。

手書きであったからこその対応策だったのです

今ではすべてのデータがコンピュータ化されたため、漢数字ではなく、アラビア数字が用いられています。

手書きの方がアジはあるかもしれませんが、読みやすさでは現在のような戸籍にかわって、本当に良かったと思います

以上、戸籍に関する豆知識でしたバトン

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