戸籍の読み方 ~ 廃家とは ~

こんばんは。

相続・遺言コンサルタント 司法書士の鈴木敏弘です

先日から続いていますが、今日も戸籍についてです。
今日は、昔の戸籍上で時々見られる、「廃家」についてお送りします。
 → 昨日までの戸籍に関する記事はこちらマウス


「廃家」(はいか・はいけ)とは・・・ 

これは、戸主が別の家に養子縁組等の事情により入ることとなり、

一家全員で別の戸籍に入る
  ↓
現在の戸籍に誰もいなくなる

こうした家(戸籍)のことを指します。

戸主が別の家に入ることとなると、その戸籍に入っていた全員が戸主と同じく新たな家(戸籍)の中に入ることとなります。

そしてもぬけの殻となった家(戸籍)が、「廃家」となるのです。

ちなみに、今の戸籍制度でいうと、亡くなったり別の戸籍にうつったり(婚姻などの事情)して、戸籍に入っていた全員がいなくなった場合、その戸籍は抹消されて「除籍」となります。
そしてその戸籍の事項欄に、「消除日」が記録されます。

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