生前にできる相続対策① ~ 預金口座は3つ以内 ~

こんばんは
相続対策コンサルタント 司法書士の鈴木敏弘です。
相続業務を行なっているからこそわかることですが、生前にだれでも簡単にできる相続対策がいくつかあります。
本日まず一つめとしてお伝えしたいこと、それは

『 預金口座をまとめましょう 』

ということです。
相続人様からご依頼をいただく場合、被相続人様が所有されていた預金口座がいくつあったか確認するのですが、多い方になると、10行以上の金融機関で口座をお持ちだったりします。
その場合、10行以上の金融機関から、相続手続きで必要な書類を取り寄せなければなりません。
10行もの機関から集めるとなると、集めるだけでも結構な時間と手間がかかります

またその10行の金融機関それぞれにおいて、必要となる書面が異なります

10行それぞれで、どのような書面を提出する必要があるのか、それを1行1行確認する作業だけでも、相当な時間を要します。
更には、相続人様各自が必ず自筆で書かなければならない書類も多く、10行あればその分書面は10倍ある、と言えます


よって、生前にできる相続対策・・・
要するに、後にのこされる相続人の苦労を少しでも軽減するためにも、預金口座は少数でまとめるべきでしょう。
目安としては、『預金口座は、多くて3つまで』としたら良いかと思います


いくつもあちこちに預金口座を持っていらっしゃる方は、よく利用している口座を3つ以内に絞ってみてはいかがでしょうか?
また明日も、簡単にできる「生前にできる相続対策」をお送りいたします。

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