カテゴリー別アーカイブ: ★相続手続き一覧

12 百か日法要について

こんばんは。

相続・遺言コンサルタント 司法書士の鈴木敏弘です

今日も引き続き、相続手続き一覧の内容を更新いたします。 
 
 → これまでの相続手続き一覧の記事はこちらマウス


<百か日法要について>

故人が亡くなって、四十九日までは、
七日間ごとに法要を行なっていきます。

その後は、百日ごとの法要になります。

その間に、お盆やお彼岸などが入ってくる場合もあります。

最初の百日目、百か日は
「卒哭忌(そっこくき)」
とも言われています。 

そして、一般的にこの日までが「喪中」と呼ばれています。

●「卒哭忌(そっこくき)」について

「卒」は、終わる
「哭」は、声をあげて泣き叫ぶ、という意味です。
 
親族や近親者たちが故人を偲び、泣き悲しむことをやめる頃、
悲しみに一旦区切りをつける日の目安

ということから、「卒哭忌(そっこくき)」 と言われるようになったそうです。

●百日目に行なうこと

以前は、親族や近親者、故人の友人などを招待し、
僧侶を招いて供養を行なっていたのですが、
近年では故人の遺族だけで行なっていることが多いようです。

この法要をお寺で正式に行なう場合、
供養と一緒に「施餓鬼会(せがきえ)」とよばれる儀式を行なう場合もあります。

施餓鬼会(せがきえ)」 とは・・・
餓鬼(弔う者がいない無縁の亡者)のために、様々な種類の飲食を施す法会のこと。「施食会」とも言われています。

また、地方の習わしによっては、
百か日に位牌を仏壇にまつることもあります。
(通常多くは、四十九日の時です)。

そして、納骨については、四十九日を過ぎ、
百か日法要の時や一周忌に納骨することもあるようです。

blog-toiawase
相続対策コンサルタント 鈴木としひろ 公式サイト はこちらから

11 被相続人が契約して返済中だった住宅ローンについて

こんばんは。

相続・遺言コンサルタント 司法書士の鈴木敏弘です

今日も引き続き、相続手続き一覧の内容を更新いたします。

 → これまでの相続手続き一覧記事はこちらマウス


< 被相続人が契約して返済中だった住宅ローンについて >

住宅ローンは通常、団体生命保険に加入しています。

団体生命保険とは、契約者が死亡した場合、
その時点で残っているローン残金は保険金でまかないますよ、
というものです。

つまり、相続人は残りのローンを支払わなくてもよいのです。

ところが・・・
「フラット35」とよばれる住宅ローンを組んでいる場合は、また別です。
その場合、団体生命保険に加入していない場合もあるのです。

もし加入していなかった場合は、相続人が残りのローンを返済していかなければなりません


●手続きを行なうのは?

この相続手続きは通常、相続人が行ないます。
ただし、相続人全員で行なう必要があるわけではありません。

相続人の中で、住宅ローンを相続した方(通常はその不動産を相続した方)が手続きを行なう必要があります。

●手続きの期限は?

法律上で定められている期限はありません。
ただし、ローンが組まれていると判明してから、
できるだけ早急に行なう必要があるでしょう。

その理由としては、昨日の記事の一部とも重複しますが、
もし相続放棄や限定承認手続きを行なう必要が出てしまった場合、
(負債が多く、すべてを受け継ぐことが困難な場合等)
3か月以内に行なう必要性があるからです。

 → 昨日の記事「なぜ早急に手続きを進める必要があるのか?」マウス
 → 相続放棄とは?マウス
 → 限定承認とは?マウス

手続きを行なう場所と必要書類等は?

相続手続きは、被相続人が住宅ローンを組んでいた、金融機関に連絡をして行ないます。

通常必要とされるものとしては、下記のものが挙げられます。

 ・相続

10 被相続人が使用していたクレジットカードについて

こんばんは。

相続・遺言コンサルタント 司法書士の鈴木敏弘です

今日からしばらくは、相続手続き一覧の内容を更新していきます。

 → これまでの「相続手続き一覧」はこちらからマウス

故人(被相続人)が生前に利用していた
クレジットカード(消費者金融のカードを含む)は
どのようにしたらよいか

●まずは・・・

クレジットカードに関する相続手続きについては、
通常クレジットカードの裏面に、カード会社の連絡先電話番号が書かれています。
相続人代表者の方から、そちらへ連絡をしてください

カード会社へ連絡をすると、そのクレジットカードに備わっている全機能を停止してくれます。

続人がカード会社へ連絡をする場合は、被相続人(これまでカードを利用していた人)の氏名、生年月日、住所、そして連絡をした方との関係性についてを尋ねられますので、事前にメモなどに書いて準備をしておくと良いでしょう

そして、この手続きは、原則ご遺族である相続人ご本人様が行なってください。

●手続きを行なう期限

法律上で言えば、この手続きに定められた期限はありません。

ただし、できるだけ早急に、
できれば被相続人が亡くなられて3か月以内に行なったほうが良いでしょう。

なぜかと言うと、もしカード会社に被相続人の負債が残されていた場合、3か月を過ぎてしまうと、相続放棄限定承認の手続きを行なうことが難しくなってしまうからです

その場合、相続人は、被相続人ののこした負債(借金)を支払わなければならなくなります。

実は被相続人が100万円以上借金をしていて、
3か月が経ったある日、金融会社から

「被相続人が亡くなって3か月過ぎているので、
もう相続放棄はできませんよ。
うちの借金を全額あなたが返済してください。」

なんて請求された事例もあります
あえて3か月は何も連絡せず、
相続放棄ができなくなった3か月を過ぎたところで連絡をしてくる悪い金融会社もあるのです。

ですので、クレジットカード会社への連絡はできるだけ早急に行なうにこしたことはありません

●必要書類など

相続による解約については、電話を一回するだけで解約できてしまう会社もあります。
また、一定の必要書類を用意して、提出しなければならない会社もあります。

よって、まずはカード会社に連絡をして、何が必要となるかを確認してみましょう

●その他の注意点

相続によってカードの解約手続きを進めた場合、
そのカードに付随されていた家族カードなどもすべて解約扱いとなり、使えなくなります。
その点、十分ご注意ください
注意

blog-toiawase
相続対策コンサルタント 鈴木としひろ 公式サイト はこちらから